西武ヤバい

西武が本当にヤバい。
４連敗したことがヤバいんじゃなくて、今こういう状況になってしまったことがヤバい。

今年の西武は、簡単に言うと、「投手力と運」で勝ってきた。
１２球団ピカイチの先発陣と、去年よりも安定した中継ぎ、そして、大事な所で競り勝つ運で勝ってきた。
しかし、ここへ来て、その投手陣が、一気に崩壊している。

原因は色々あると思うんだけど・・・
やっぱり、シンプルに言うと、ナベＱの投げさせ過ぎ。
涌井・岸・帆足らに対して、毎回１２０球、１４０球ほど投げさせていた。
普通なら変えるような所でも変えず、多少疲れが見えていても、気合で投げさせていた。
それは、思えば、ナベＱが監督に就任した２００８年から始まっていたように思う。
その時からの酷使が、今になって、ツケとして回ってきたのだと思う。

今年の岸は、シーズン前から肩に違和感があったらしい。
しかし、もちろん言い出さなかった岸も悪いのだが、３か月間ぐらい、ずっと投げさせた。
結果、今になって故障してしまった。
もしかすると、帆足も、肩の張りか何かを感じているのかもしれない。
じゃないと、ここ５試合ぐらいの不調ぶりの説明が出来ない。
涌井だって、今は大丈夫かもしれないが、このまま使い続けると、確実に選手寿命が縮まる。

とにかく、２年前から続く酷使が、この状況を招いたように思う。
今までそれで勝っていたし、たぶん大丈夫だろうと楽観視していたが、やっぱりダメだった。

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ファームの状況がヤバい。
ファームにどれくらいナベＱが関わっているのかは知らないが、本当に、洒落じゃないくらいヤバい。
西武のファームには、２軍では結果を出すものの、１軍では結果を出せないという選手が多過ぎる。
そういう選手が、何十人も、そして、何年間もいる。

今日の試合負けたのは、黒瀬が原因と言っても過言では無い。
あそこでのエラーが無ければ、０対０のままで、試合展開は全く違っていた。
黒瀬は、去年にもこういうことがあった。
１軍でようやく巡ってきたチャンス。
広島戦。
延長１２回裏、１アウト満塁。
広島は、ブラウン監督の奇策で、内野５人体制を取る。
ここでは、絶対に外野フライを打たなければならない。
いや、極端な話、外野が２人しかいない分、外野にさえ飛ばせば、点が入る可能性が高くなるのだ。
しかし、その場面で、注文通りのゲッツー。
そして、その後２軍落ちし、もう１軍に戻ってくることは無かった。
やっぱり、ナカジの後釜と言われながら、ずっと１軍に定着出来ないのは、そこに原因がある気がする。
つまり、技術云々の話では無く、ここぞという場面で、活躍できるか。
それには、おそらくメンタルが関係しているのだと思う。
スポーツ選手に一番重要なのは、技術でもフィジカルでも無く、メンタルなのかもしれない。

なんとかして、ファームの整備をしないと、西武の未来は無い。

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ナベＱがイケイケ野球を始めてから、丁寧さが無くなってるように思う。
ノーアウト１塁での送りバントであったり、打席での粘りであったり、守備であったり。
２００８年は勢いで勝てていたが、その方針が２年間で蓄積してきた分、１軍でプレイしている多くの選手は、丁寧な野球が出来なくなっている。
他球団から来た阿部と比べてみれば、その異質さがわかると思う。

やっぱり勢いで勝つのには限界があって、日本人には、緻密で丁寧な野球が一番合っているのかもしれない。

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・・・と、怒りで、めちゃくちゃなことを書いてしまいました（苦笑）
いやでもね、今の西武はね、本当にヤバい。洒落にならないぐらいヤバい。
かつては常勝西武と言われたチームだけど、今の西武にそこまでの力は無い。
なんとかしてチームの整備をしないと、今年優勝出来ないばかりで無く、これから先、チームの存続自体が危ぶまれる。