悪夢

この３連戦を一言で総括すると、正にそうだな。
この３年間、（野球で）ここまでの苦しみは味わったことが無いかもしれない。

なんていうか、今日の試合が一番惜しかったな。
石井一久は好投してた。
序盤から西武ペース。
しかし、片岡が怪我による交代。
その代わりとして、原がセカンドに入ったことが裏目に出る。
小久保の平凡なセカンドゴロを、送球ミス。
そりゃ、松中がスタートを切っていたとか、大舞台で久し振りのセカンドとか、色々と理由はあるよ。
でもさ、この大事な場面でこのミスをしてしまうと、流石に擁護出来ないよ・・・。
結果、多村のタイムリー、オーティズのタイムリーに繋がり、３失点。
これが決勝点となった。
また、多村の打球が、不運にも石井一久の指に当たり、降板。
緊急登板した岡本が良いピッチングをしたが、２アウトまで追い詰めながら、オーティズにタイムリー。
これもあと少しだったんだよねぇ・・・。

その後は結構ポンポン進んで行って、９回表、馬原を２アウト１・３塁まで追い詰め、バッターナカジ。
ナカジもかなり粘ったんだけど、結果、空振りの三振。
ゲームセット。
まーこれは仕方ないんだけど、その前の栗山のヒットで、原が帰れたんじゃないかと思ったりする。
微妙にスタートが悪い気がしたんだよねぇ・・・。難しいかもしれないけどさぁ・・・。

とにかく、今日の試合が一番惜しかった。一番悔しい。
でも、引きずり過ぎててもしょうがないから、冷静にこの３連戦を振り返ってみる。

やっぱり、西武としては、涌井と帆足が早めに崩れたのが誤算だった。
しかも、涌井の崩れ方がとても良くなかった。
４対１でリードしている場面、ここまで不調の松中に、同点３ランを打たれる。
結果、それまで重いムードだったホークスベンチが、一気に沸き返った。
それに呼応するかのように、小久保が打つわ、内野安打が出るわ、ボールがベース板に当たるわ、全ての流れがホークスに行ってしまった。不調の松中も目覚めてしまった。
まあ、これだけだったら、まだ可能性はあったかもしれない。
ただ、やっぱり、８回裏のグラマン投入が誤算だった。
・・・・いや、誤算も何も、グラマンが駄目なのはわかっていたことだけど。
前から言っていたけど、渡辺さんの良くない所は、ここだよね。
今までの実績を信頼してか、選手を「使い過ぎる」。
ここが限界ってポイントから、ワンテンポ遅れて、ようやく２軍に下げたりする。
今回のグラマンにしたら、この前のオリックス戦の前までに、すでに結構打たれていて、これが最後のチャンスって所で、２戦目・３戦目共に打ち込まれる。しかも、３戦目では、満塁ホームランを打たれる。
「あ、これはもう流石にダメだ」って所なのに、それでも今回の第１戦で使ってきたんだよね。しかも、同点の大事な場面で。
つまり、１テンポ遅いんだよね。
工藤の時もそうだった。
これもオリックス戦だったか。１１回裏に登板したものの、ボールに全然力が無く、普通に４連打を浴びて、さよなら負けした時。
普通なら「あ、こりゃダメだ」ってなるんだけど、渡辺さんは、それでも２軍に落とさなかった。
後は、今年の最初の方のおかわりであったり、G.G.佐藤であったり・・・・・・・一昨年だったら、日本シリーズ第７戦に西口を持ってきたこと、とかかな。
とにかく、１テンポ遅いというか・・・選手を信頼して、「使い過ぎる」傾向があるんだよね。

・・・・・・・と、物凄く長文になってしまったが・・・
結局の所、それは渡辺さんの性格だから、変えろとか言って簡単に変えられるものでも無いんだよね。
だからいいや、もうそれは。

まー細かいことを言えば色々あるけど、この３連戦、負けた原因は、結局は「流れ」かな。
全てが相手の流れに行っていた、全てが裏目に出ていた。
もうそれだけかな。
こういうのは、誰が監督でも変えられるものでは無いよ。

・・・・・・つっても、西武ファンのストレスは大変なことになっているだろうなぁ（苦笑）
いや、俺もかなりストレス酷いけど。さっきちょっと悔し泣きしたけど（苦笑）
でも、監督を責めてもしょうがない。選手を責めてもしょうがない。
残り４試合。かなり厳しいと思うけど、選手を信じて、変わらず応援して行こう。
頑張れ、ライオンズ！！