ということで

FF13の感想を書いてみる。

前から言ってる通り、俺はRPGをプレイする時、シナリオや世界観を重視する。
そういう意味で、FF13はダメだった。

なんだろねー・・・まず、スノウとセラのリア充カップルがウザい。何これ、ＦＦ？
花火のシーンとか酷いよ。イチャイチャしまくりで、バックには今時の歌が流れてる。ありゃもうダメだ。

っていうか今作は、全体的に「イタい」キャラが多過ぎる。
いや、もしかすると、それが今のトレンドなのかもしれないが、俺には合わん。
なんというか・・・全体的に芝居じみてるキャラが多い。
カッコ付けてるというか、自分に酔ってるというか。
もっと自然体なキャラを出して欲しかった。
そういう意味では、サッズが一番良かったかな。
スノウは守る守るうっせーし。
何か困ったら「奇跡」で片付けるし。

でも考えてみると、10の時からこういう変化はあったんだよね。
それまでのFFは、どこか心に闇を抱えてるキャラが多かった。
でも、10から（12はやったこと無いから知らないけど）、心に闇を抱えていない（あるいはその闇が薄い）キャラが増えてきた。

おそらく、10から、ライトな層にもプレイしてもらえるようなゲームに方向転換したのだと思う。
そういう意味で10は成功した。
自然体で個性のあるキャラ達、ライトな層にもヘビーな層にも受けて入れてもらえそうなバランスの良さ。
それが10の成功の要因だと思う。

でも13は、それを通り越して、キャラが「イタく」なっちゃってる。
臭いセリフばかり吐くし。シナリオも破綻しているし。
まあ、それを良いと思う人もいるんだろうけど。

一方、戦闘は難易度が高く、ヘビーユーザー向けではあるものの、面白い。
かなり評価は高いみたい（20時間ぐらい経たないと面白くならない、って話もあるが）
そして、これが大きな矛盾を生み出している。

つまり、「シナリオはライトユーザー向けなのに、戦闘はヘビーユーザー向け」ということだ。
どっちかに統一するべきだった。
いや、もしかすると、10のようなバランスの良さを意識した（事実、13には10を意識したんだろうなぁ、という部分が多々見られる。例、回想型（ヴァニラの語り）シナリオであったり、ヴァニラのキャラ（おそらくリュックを意識）であったり）のかもしれないが、見事に失敗している。
これじゃあライトな層にはクリアが難しいんじゃないのか？

・・・・・あんまり貶してばかりでもアレなんで、ちょっと褒めてみるｗ

グライフィックは良かった。綺麗。
でも、洋ゲーでもっと綺麗なゲームがあるらしいから、そういうのに慣れた人にとっては普通に感じるかも。
音楽も良かった。
あんまりFFって感じはしなかったけど、クラシカルで壮大な音楽。
俺的には、特にジャズ系の曲が良かったかな（サッズのテーマとか）

点数的には、10点満点中6点ぐらい。まずまずといった所。
とにかく、スノウとセラがウザいのと、全体的に「イタい」キャラが多いのが、俺的にダメだった。
今後、余程のことが無ければ、もうFFをプレイすることは無いだろう。